職人を応援Crafts man

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あなたのご注文が、職人たちの「明日の仕事」になります

「孫子の代まで、職人の手仕事による着物を楽しめる世界を作る」

多くの皆様に、二十八が応援して頂いているのは、「職人を大切にしたい」、そして「後継者を作って行きたい」という目的があるからです。後継者を育成することで、我々の孫子の代まで素晴らしい職人が作った着物を愛し続けてもらえます。

そのためにはまず目下の課題としてエンドユーザーとなるお客様の着物ライフ満足度をどうやって高めて行くかが何より大切です。お客様には職人仕事の価値を届け、職人にはお客様のお喜びを伝える、そんな新しいコミュニケーションを心掛けています。

 

職人の価値

京都は 「誰が作ったか」よりも「何処が売っているか」を重視する傾向に

お着物好きの皆さんなら、東京(江戸)友禅、加賀友禅という言葉を聞いたことがおありでしょう。各産地と比較して京友禅の特徴をお伝えするならば「職人文化(分業制)」であることが挙げられます。東京、加賀は“どちらかといえば”「作家文化」が特徴です。私見ながら、友禅染めにおける作家とは「作家名(=作風)」と「可能な限りの工房一貫製作」が一つの定義だと考えます。無名主義の職人は依頼主である悉皆屋(しっかいや:京友禅製造のプロデューサー)のために仕事をするので、悉皆屋が変われば仕上がりも全く異なるのも面白いところです。
販売現場において作家の商品は作家名が重要ですが、京友禅においては作り手である職人の名前よりも、老舗問屋や呉服店のネームバリューを重要視する傾向があると思います。京都では 「誰が作ったか」よりも「何処が売っているか」に価値を置いていると言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、実際は「誰が作ったか」が重要です。現場で商品を作っている上等な悉皆屋はお抱えの職人を「街中の路地奥深くに囲っておきたい」と思っているものです。そんなクローズな空気感が京都の悉皆業界には漂っています。(以上のことは産地全体の傾向であり、該当しない場合も多々あります。)

 

世界屈指の染め技法でありながら、存続の危機にある

シルクを染める技術としては、世界でも他に比べる技術がないほどだと思います。それほどの技術でありながら、後継者不在など、存続が危ぶまれる状況は京都にとっても日本にとっても大変もったいないことと言えるでしょう。

この京都の誇る職人仕事を、まずは日本人に着物としてもう一度親しんでもらえるように、二十八では最大限のことをやって行きます。さらに、職人仕事を残すためには、着物以外に技術を転用して行くことも大切です。着物を着ない日本人だけでなく、さらには世界の人達に使ってもらえる商品に友禅の染色技術を忍ばせたいと考えます。「京友禅=着物」ではなく、「京友禅=染め技法」であり、染め技法として輸出すれば様々な商品への転換が可能です。第一に掛け軸として、続いてスカーフとしての展開を企図します。

 

ベテラン職人に感謝し、後継者を作る方法

「たくさん仕事を出す」

とてもシンプルなのですが、職人を育てるためには「たくさん仕事を出すこと」がベストの手段です。単価を上げることも一つの手段だと私は考えていたので何度か単価を上げる提案もしていますが、職人にとっては一長一短のようです。むしろ単価を上げることが職人をダメにするとさえベテラン職人に言われました。そうなると二十八の初志完徹、とにかく山積みの仕事を職人に届けたいと思っています。私は呉服屋になる前、着物が買えない理由の一つが『価格の高さ』にあると感じました。それが全てではありませんが、大きな理由の一つです。それゆえ、最高級の品物の価格を下げて、消費者の方に良い品物をたくさん買って頂ければ、優れた職人に山積みの仕事を届けられるのではないかと考えたのです。100万円は高すぎるけど、40万円になれば買える方も増えるはずです。また1枚の着物に100万円を出せる方がいるなら、価格を50万円にすれば帯や小物もセットでお買い上げ頂けます。

室町(呉服業界)の流通在庫を買って頂いても、職人の仕事はあまり増えません。新しい商品を『今から』作るために、消費者の方にご注文頂く。これが最高の解決策だと二十八は考えます。

 

若手職人に仕事をしてもらう

力不足の二十八ですが、わずかながら20〜30代の若手職人にも仕事を頼んでいます。若手にとって少しでも真剣勝負の場となればと願うからです。
また、発注以外にも今できることに取り組んでいます。例えば、孤独や不安を抱えた若手職人が交流する場を設けることで希望を持てるようにモチベートする、情報交換する場所を提供することなども二十八の大切な活動です。また弟子入りは無理でも、仕事のやり方を教えてくれるベテランへの紹介なども行います。
これから職人になりたいという10代、20代の方々、京都の悉皆屋、各地の呉服店、メディアの方々など、活動にご協力くださる方がいらしたらお問い合わせフォームからご連絡ください。
ほとんどの若手職人やその希望者は、就職先もないため、アルバイトをしながら自分たちの道を模索しています。私が会って来た限り、現在20~30代の若手職人は本当に職人をやって行きたいど真剣な人達ばかり。情熱も真剣さも非常に素晴らしいものを持っています。二十八はこうした若手職人が一生やって行けるように応援し、そのための施策を実行して行きます。

 

以上、述べてきたことは、京都に限りません。全国各地の着物産地、その他の伝統工芸品も同じ状況です。将来、二十八は全ての着物産地に貢献できることを目指します。

皆様にも、そんな活動まで含めて応援して頂けたら、大変有り難いことです。

訪問着、付け下げをお探しの方、
まずはご相談ください。

二十八(ふたや)

075-600-0125
受付時間:10:00~20:00 無休
原巨樹(はらなおき)

皆様に安心してご相談頂けるよう、常に全力です!
京都でベンチャーの高級呉服店を経営。1980年生まれ、元海上自衛官。

Photo by HAL HOSHINO