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高校生に[京友禅職人の魅力]を伝える。

京都市立日吉ヶ丘高校(京都市東山区)1年生が、グループ研究のために、京友禅の職人さん達と京ごふく二十八を訪ねてくれました。

「京都の魅力発信のためのインタビュー」ということで、目的は日吉ヶ丘高校1年生の最後に企画されている海外修学旅行において、アジアの高校生との文化交流です。

「国際人を目指す」とは教育の中でよく耳にするお題目ですが、私も大学生の頃に教育を受けてなるほどと思ったのは、

「真の国際人になることとは、真の日本人になることだ」

という教えでした。国際人というとまず英語。そして西洋の歴史やクラシック音楽、ついでにシェイクスピアやオペラまで知っていないと教養が足りないような気がしてしまいますが、日本人にとって第一に大切なのは日本文化を知ること。そもそも日本のような歴史も長く、豊富で深い文化を有する国においては、日本文化を学んだり味わうだけでも、現代の忙しい一生涯では短かすぎると思います。

英語は伝達手段であって、伝えるべき中身が空っぽでは意味を成しません。どの国の人間であっても同じですが、まずは自国の歴史や文化を知り、自信を持って海外に出て行ってもらいたいと思います。特に子供、若者にはそのことを強調して伝えたいです。

 

私からは分業制のハイレベルな職人技術によって、「世界で最も美しく絹を染める技術が京友禅です」とお伝えしました。

 

それを支えているのが京都の歴史的、地勢的にとても優れた条件です。これはとても一朝一夕には蓄積できない京都と日本の宝物です。これは考えれば考えるほど価値があることです。やはりこの京都が生み出すプロダクトを価値ある商品として、アジアを中心にして、世界に出て稼がなければなりません。

 

インドネシアのバティックも素晴らしい染めですから、アジアに行って京都という街に自信を持ってもらいたいと思います。そして京友禅の存続に関わる仕事に就く若人が増えて欲しいと心から願います。素晴らしい学生さんがいたので、彼ら彼女らが就職活動を始める3〜7年後にはしっかり受け入れられる会社になっていたいと思います。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)
原 巨樹 (はら なおき)

職人の後継者育成を目指し、2014年に京都で二十八を創業。京職人とのネットワーク、お客様とのコミュニケーションを通じて、世界でただ一つの着物をプロデュースできることが強み。 日々、呉服業界のグランドデザインを変えて行くために、京都、東京を中心に仕事をしています。

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京都でベンチャーの高級呉服店を経営。1980年生まれ、元海上自衛官。

Photo by HAL HOSHINO