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お手入れ:留袖 若松柄 ~その3~

先日来進めております留袖のお手入れについて続きです。

40〜50年以上前のお品物ですから、流石に金箔を接着していた糊も弱っています。今回新たに金括りをしますが、以前の金括りやその糊が残っている状態のまま、上からまた金括りを施しても、そのうち剥がれてしまうことが予想されますので写真のように金括りを可能な限り全て剥がしてしまいます。生地の凹凸に入り込んでいて全く剥がれる気配が無いものはそのまま残しておいて大丈夫です。なぜならばまだ糊の接着力が生きているので剥がす必要もありません。

 

今回は以前の金括りを剥がすビフォー・アフターの写真です。

ビフォーIMG_6432

 

アフターIMG_6436

白い若松の輪郭部の金がほぼ無くなっている事が御覧いただけると思います。

ちなみにこの作業、私、原がやりました。全ての金加工を取り切るのに4時間ほど掛かりましたが、これを職人さんに頼んでしまうと相当な手間賃になってしまいます。職人の仕事は当然ながら技術料(作業する技術レベルに応じた支払い)の部分も大きいですが、同様にどのぐらい時間を要する作業であったかという時給の面もあります。そのため、今回もあまり高額にならないように私の空き時間を利用して作業しております。単に剥がすだけの作業ですから技術はほぼ必要ありません。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)
原 巨樹 (はら なおき)

職人の後継者育成を目指し、2014年に京都で二十八を創業。京職人とのネットワーク、お客様とのコミュニケーションを通じて、世界でただ一つの着物をプロデュースできることが強み。 日々、呉服業界のグランドデザインを変えて行くために、京都、東京を中心に仕事をしています。

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原巨樹(はらなおき)

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京都でベンチャーの高級呉服店を経営。1980年生まれ、元海上自衛官。

Photo by HAL HOSHINO