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御誂3-4 訪問着(香色地 地紙に白上げ四季草花)

こちらの訪問着も完成に近付きました。

糊置、挿し友禅、引染めが終わると概ね着物としての体をなします。

 

ここからの工程は女性にとってのお化粧のようなもの、金彩と刺繍をほどこします。

 

青いシートのようなものは縁蓋(えんぶた)といい柄の形にカットして、その上に金箔をたっぷりと貼り付けています。

こちらのように金箔を貼り付ける方法と、金粉の混ざった糊で線描きする方法を使い分けるのですが、金箔を貼った部分はとりわけペカッと光り美しくなります。では全ての金彩部分をペカッと光らせれば良いかと言えば左様にあらず。金粉の混ざった糊で少し落ち着いた金色の部分と、ペカッと光輝く部分のバランスにより上品な着物に仕上がります。

悉皆を進めて行きますと、各段階で仕上がるごとに職人さんと話すのですが、「もっとこうしたら良い着物になる!」、「ここの色はこうしてはどうだろう?!」といった意見が多く交わされます。この意見交換が最終的な着物の美しさ、上品さに大きく貢献してくれるため、出来る限りお客様からお任せ頂く部分、二十八のディレクション範囲を大きくさせて頂けると必ず当初予想されていたよりも良い着物に仕上がって行くかと思います。

なお、完全な染め上がり写真は、御誂主様にお納めさせて頂いてから皆様にもご披露できましたらと思います。

 

 

こちらも素晴らしい逸品の訪問着になっています。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)
原 巨樹 (はら なおき)

職人の後継者育成を目指し、2014年に京都で二十八を創業。京職人とのネットワーク、お客様とのコミュニケーションを通じて、世界でただ一つの着物をプロデュースできることが強み。 日々、呉服業界のグランドデザインを変えて行くために、京都、東京を中心に仕事をしています。

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原巨樹(はらなおき)

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京都でベンチャーの高級呉服店を経営。1980年生まれ、元海上自衛官。

Photo by HAL HOSHINO