実相院門跡展@京都文化博物館
京都文化博物館にて、実相院門跡展が開催
さすが摂関家、足利家、皇族出身の御住職が引き継いで来られた寺院だけあってその由緒には風格があります。
個人的には、まず御本尊の不動明王立像は鎌倉時代の迫力がありました。また縁日が毎月28日ですから、京ごふく二十八(ふたや)の守護神と考えており有り難く拝観しました。力強い立像です。
狩野派などによる襖絵も良かったです!ポスター写真は竹に虎の杉戸。
さらに後水尾天皇の宸翰「忍」は大変素晴らしく感銘を受けました。そんなに書を見て感動するタチではないのですが。遠目に見て引き寄せられ、離れられない気持ちになりました。
後期には秘蔵の襖絵が並ぶそうなのでこちらもおすすめとなりそうです。京都におられる方々は是非!ご遠方からお花見などで京都にいらっしゃる皆様も是非ご来場くださいませ。おすすめです!
p(^_^)q
実相院本院は貴重な宝物とともに床もみじで有名です。また、それのみならず京ごふく二十八(ふたや)が信頼する京友禅の職人さんも「京都の寺院の中で一番好き」というほどです。床もみじのみならず岩倉の落ち着いた土地でお庭の景色を眺めながら本当にゆったりした贅沢な時間を過ごすことができます。最近の京都は良いことなんですが、海外の観光客の方々が激増していますから、昔ながらのゆったりした雰囲気を味わいたい方にはオススメです。
京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。
あわせて読みたい記事
-
国内養蚕業の市場規模は1億円!!
年間1億円を出せる人、企業があれば、日本の歴史ある養蚕を救う英雄になれます。 幕末の開国以降、「シルクで軍艦を買う」とまで言われ、外貨獲得の最大手段であった養蚕。シルクで買った軍艦などにより、日本は存続できました。絹に支 […]
-
創業10年の節目に。
5/28、京ごふく二十八を始めて、10年が経ちました。 5/27海軍記念日、5/29呉服の日、それらに挟まれた日です。 職人の後継者がいないということが、27歳の私にとって、心身の痛みを伴う課題だったので、解決のために呉 […]
-
呉服店でのお買い物:価格で悩んだ時に考えてほしい品質のこと。
先日、経験豊富な呉服屋さんとお話をしていたら、その方が、 「やはり初めての方であっても、価格で妥協せず、何年かけてでも良いから良い品物を買ってほしい」 と仰っていました。私もこのご意見に強く同意をする者です。 なるほど確 […]
人気の記事
-
誰でも一瞬で【付け下げと訪問着の違い】を見分けられる京都の秘伝!
すべて読むと【15分】 流し読みで【5分】 訪問着と付け下げの違いについて、実をいうと、プロの呉服屋でも矛盾なく説明できる人はほぼいません。 これを皆さんが本当に理解しておいてくだされば、それだけ無駄な買い […]
-
呉服店では怖くて聞けない【訪問着 値段の相場】プロが教えるここだけの話
訪問着の値段について、初めて着物を買おうと思われる皆さんは「相場っていくらぐらいなのだろう?」と迷われる方は多くいることでしょう。 ズバッと「いくらぐらいの訪問着を買ってください!」と言えれば良いのですが、着物に対する価 […]
-
【リオ】小池百合子 東京都知事の着物を賞賛すべき8つの理由。
リオ閉会式における小池都知事の着付けや、立居振舞について、ネット上で多くの批判が並んでいる様子を見て非常に驚きました。なぜならば小池百合子さんのお着物姿、完璧と言って良いぐらいの着物選び、コーディネートだったからです。 […]