御誂えの会、ご盛況の内に終わりました。
9月23日から26日まで東京の駒込にて御誂えの会を催しました。ご来場頂いた皆様には、カラー診断と着物と帯の優品をお楽しみ頂けた事と存じております。今回診断を受けて頂いた皆様にも、これから付下げなどの着物を御誂えさせて頂く皆様にも、カラー診断の代金は二十八がサービス致します。もちろんご希望される方のみで大丈夫ですので、もし必要ないという御方には帯締めなどをプレゼント申し上げたいと存じます。
私が一人だけでしたので今回はご予約制でお願いしまたが、次回はご自由にご来場頂ける会を11月に催したいと存じます。
駒込では手描き友禅、西陣織の袋帯などをお揃え致しました。
珍しい商品としましては、手績みの苧麻による上布(中国製の生地ですが、越後上布などに近い麻の生地)に植物染めの京友禅の小袖をお持ち致しました。これは着物というよりも、美術館に入っている小袖の系譜にある商品だと思っております。
写真などもまた掲載いたしますので、是非お楽しみくださいませ。
写真はお客様の帰られた直後の会場風景です。まだ着物が広がって、撞木からも反物が外れていますが、展示会場の雰囲気をお感じ頂けましたら幸いです。
京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。
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