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職人と悉皆屋Column

着物と帯、どちらを先に選びますか?!

この5年来、私が考えていましたのが、帯と着物を最初からコーディネート目的で、一つの組み合わせとして作るべき、という事です。20年ぐらい前までは着物も帯も、高品質な商品を大量に作っていてその中からマッチングするというので良かったと思いますが、その方法で常々ベストコーディネートを生み出す事は難しいです。ではどうするべきかと言うと、織物の帯に合わせて着物を染めるのがベストです。

以下、二十八(ふたや)のTwitterより。

帯と着物、どちらを先に選ぶべきか。良識ある呉服屋ならば着物が先と言うでしょう。しかしながら二十八(ふたや)の場合は織物である帯を先に決めてしまいます。そして御顔映りの良い色で帯にも合う地色を選び、柄を決めます。現代の着物も帯も、お互いに合わせる事を考えずに作られていると思います。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)

京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。

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