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あっ鷹コート(仮)お披露目会:表参道(R4.12.26~27)

構想15年、ようやく京ごふく二十八が長年夢見てきたコートが完成間近となりました。東京表参道で小さくおひろめ会を催します。

会場・日時

◉KAJIFライブラリー

〒107-0061 東京都港区北青山3-10-15(2F, 3F)
https://goo.gl/maps/31KbLpjFy9FhCZRy5

◉日時

2022年12月26~27日(月, 火)
11:00~18:00
ご予約無しでご来場ください。

あっ鷹コート(仮称)

→ 名称が気になる方は最下段へ!

二十八(Play KIMONO)オリジナル、ダウンのように暖かいコートを作りました!各色、サイズ10枚限定です。

・色

煤色(すすいろ:写真でマネキンが着用)

鈍色(にびいろ:写真はまだです。私の着用している薄いグレーはサンプルカラーです)

・サイズ

M、L(ユニセックス)

あっ鷹コートの開発経緯

着物の販売に長く携わっていますが、着物用の暖かいコートは決して多くありません。もちろん上質なカシミアのコートなどはありますが、価格もかなりのもの。そんな中で、私が呉服屋になる前からなぜ無いんだろうと考え続けてきたアイテムが着物用のダウンコートです。

着物は首周り、袖口、裾と、開口部が大きいので、冷えやすくもあります。だから皆さんいわゆるヒートテックのようなものを中にしっかり着込んでお出掛けするのですが、ホテルなどの室内に入るとそれが暑い上に、しっかり着付けてしまっているので脱げないという事態に。暖かい衣料を一番外に着ておけば温度調整がとても楽になるので、ダウンはとてもお薦めのアイテムです。

ただ、マフラーなどと違って、洋服用のコートは着物に転用することが難しいもの。なぜならば着物の大きな袖を通すことができず、無理に着用すると袖にシワができます。

そこで二十八は、明治時代以降に大流行したトンビコートに中綿を入れて現代風にアップデート。正確には二重回しというタイプで、いわゆるシャーロックホームズが着ていたスタイルです。

二十八ではこの2年ほど、サンプル制作を3回にわたり重ねまして、ようやくこの冬にお届けできることとなりました。開発について書くと限りなく色々ありましたが、アパレルの会社さんも不可能とおっしゃるほど本当に難しいチャレンジでした。

あっ鷹コートの特徴

素材:クリエイティブ合繊

素材はKAJIF社のクリエイティブ合繊に、ウール風のプリントを施しました。柄は伊勢型紙などにも見られる「行儀」文様。撥水はアウトドアスペックで、シルクに比べて気軽に着られます。

中綿:15~30%のカポック

中綿はポリエステルやレーヨンが中心ですが、部位により15~30%でカポックが入っています。カポックは植物性繊維ながら吸湿発熱するため「木に実るダウン」とも呼ばれます。木の実を利用するので伐採もしませんし、アニマルフリーです。なお、海上自衛隊では救命胴衣をいまだにカポックと呼びますが、その昔、カポック素材が救命胴衣に使われていたことが語源です。

和洋で使えるデザイン

最終サンプルを顧客の方々にご覧いただくと大変好評で、スタイリストの方々からは「洋服でも使えますよ!」と太鼓判を、大手アパレルの重鎮にも「これは良いよ」とお言葉を頂いています。いよいよ皆様にお届けできる段階となりまして、お召しいただけますことを楽しみにしております。

ネーミング

なぜ「あっ鷹コート(仮)」という名前が出てきたかと言えば、私がずっと古いトンビのコートを研究して生まれた素晴らしいコートなので、やっぱり「トンビが鷹を産むんだな」ということで、「暖かい」とかけて『あっ鷹コート』を仮称としております。

表参道の会場でお目にかかれますことを楽しみにしております!!ご遠方でらしてもご覧になりたい方がいらしたらお声かけください。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)

京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。

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