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浴衣[竺仙 コーマ地 白地 小花唐草] 半幅帯[西村織物 紗 瑠璃紺色]

夏は浴衣がご活用頂けるシーズン。着物はハードルが高くても、浴衣ならばという方々も多いはず。京ごふく 二十八でも浴衣や小千谷縮など、夏のカジュアルな着物を取り扱っております。

その中でも今回は、大人のかわいい浴衣と半幅帯のご紹介です。

 

浴衣[竺仙 コーマ地 白地 小花唐草]

 

竺仙の浴衣は、扱う呉服屋としてもやはり安心感、信頼感があります。とりわけ白地の浴衣は、しっかりとした信頼感のある生地だからこそ、清潔感のある小綺麗な感じが出るものです。

柄行きも大切なポイントで、大きな柄も良いのですが、こちらは可愛らしいお誂え主様にお似合いの雰囲気だったのでお薦めしました。

 

半幅帯[西村織物 紗 瑠璃紺色]

皆さんでしたらどのような帯合わせをされますでしょうか。

お客様と私で候補として挙げていたのは、薄いボルドー、クリーム色系など。私もそうした色目であればなと思っていたのですが、品質を含めてコーディネートさせて頂いたのは、写真の通り、博多の老舗、西村織物の紗の半幅帯です。

紗の透け感といい、品質を追求した糸の張りと光沢は、大人にふさわしい一筋かと思います。

 

色だけで見ていけば、コーディネートにぴったりの半幅帯もあったのですが、柄が浴衣の唐花と重なってしまうものが多く、もっとスッキリした品物を探していました。

こうした唐草柄の浴衣に一番ぴったり合うのはストライプの帯でしょうか。そうした中にあって、こちらはロートン織(経糸の上げ下げだけで柄を表現)らしくも、どこか沖縄の浮き織りにも似た感じの小花でストライプが表現されていました。私もこちらならばコーディネートとして洗練されているなと思ってのお薦めです。

帯によるコーディネートのトリミングもバッチリです。

 

素敵な夏の浴衣がなかなか見つからないというお言葉を最近よく耳にしますが、結局のところ、お一人の方に必要な浴衣はたいてい1枚だけ。私も今回は、こちらの浴衣だけをお薦めしましたが、お似合いになるだろうなと思ってのことです。

いわゆる「お見立て」でして、「お誂え」のためには必須のことと考えています。

 

皆さまにも、浴衣は気軽にどんどんお召し頂き、楽しい夏をお過ごし頂けたらなと思います。

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)

京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。

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