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商品紹介Kimono

【令和】名古屋帯

新元号「令和」にちなんだ染めの名古屋帯をご紹介します。

題材は「梅と蘭に満月」です。

令和の帯「お太鼓」

お太鼓「梅に満月ぼかし」

令和の帯「前柄」

前柄(関東腹:梅、関西腹:春蘭)

令和の帯「手先」

「手先の柄(写真左:関西腹、写真右:関東腹)

令和の帯」コンセプト

《初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す》

令和は万葉集から取られた元号で、梅の花を囲む宴席の様子などからも美しい図案をデザインしました。

「令和」は温故知新

令和は初めて日本の国書から選ばれたということもあり、そこには日本の自然や文化を大切にしてほしいという思いが込められています。

それでいて今の時代にふさわしく、「これからの日本人に活躍してほしい」という願いも込められました。

その意味でも「令和を和装に取り入れる意味」は大きく、また万葉集という観点からも親和性は高いモチーフです。

地色:勿忘草色

令和の帯「お太鼓」03

京ごふく二十八では、新しい時代にふさわしく、これまでとは微妙に異なる新しい感覚のブルーを勿忘草(わすれなぐさ)色として、えらんでいます。

令和の柄:令月

令和の帯「下絵・お太鼓」

「令月」とは夜空の月(moon)ではなく、期間としての月(month)の意味合い。

ですから満月を染めるのは令「月」をもじってということもありますが、《気淑(よ)く風和ぎ》という空気感を表しています。

令和の柄:梅

「梅は鏡前の粉を披き」と書かれてあります。

最寒の三友(松竹梅)の中にも入れられる梅の花。一年でもっとも寒く厳しい時期に、他に先駆けてさく梅の花に、古くから日本の人々ははげまされてきました。

令和の柄:春蘭(シュンラン)

令和の帯「下絵・蘭」

現代の日本で蘭と言えば、胡蝶蘭をしめすことが多いのだと思いますが、胡蝶蘭は日本に自生する植物ではなく、明治時代に入ってきたもの。

その意味では、万葉集によまれている蘭は東洋蘭や春蘭と呼ばれるものと推察されます。

日本春蘭の花色は、本来黄緑色のようですが、地色に合わせて若干のアレンジです(黄色の花色もあります)。

今回の下絵の春蘭が抜群によく描けていて、下絵を見ているだけでものすごく気分が良いです。勢いがあって、動きもあり、これまで春蘭の絵でそこまで感じたことはありませんでした。

今回の下絵だけで、京ごふく二十八は、にわかに春蘭が好きになったぐらいです。

新しいデザイン:手先にも柄を配置

歌にある「珮後」は難しい意味合いですが、珮(はい)というのは古代の装身具だったようです。

「蘭が密かに薫る様子」ととらえて、蘭を手先にも配置しました。通常、織の名古屋帯では手先に柄もありますが、京友禅で作る名古屋帯には99.9%、手先に柄はありません。

令和の時代にふさわしく、こちらもちょっとしたチャレンジです。

実際に帯を締めると、お太鼓に「満月と梅」がメインとしてあって、その背後、お太鼓に隠れる手先の部分に楚々とした蘭がのぞきます。

ひそかに香を薫らすかのように。

令和の帯の後ろ姿

【令和の帯】の制作工程

分業制である京友禅。その中でも手描きの糊糸目(のりいとめ)友禅の工程をご紹介します。

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「令和の帯」糊糸目

[令和]帯の糊糸目

糊糸目(のりいとめ)という技法で染めています。糸目というのは、柄の輪郭線部分。高級とされる手描き友禅の中でも、通常はゴム(化学材料)を使用しますが、京ごふく二十八では全て昔ながらの「モチ米」を主成分とする「糊糸目」で作っています。

糊糸目により、色がむっくりと仕上がり、絵柄が柔らかく表現されるメリットがあります。

「令和の帯」引き染め

令和の帯「満月ぼかし」

京ごふく二十八でいつもお願いする引き染め職人さん。

地色も良いのですが、特にぼかし染めは圧倒的に上手かと思います。今回は満月ぼかしをフワッと染めてもらいました。

また満月のところも生地の白さではなく、一度、アイボリー色を全体に染めてから、その上に勿忘草色(ブルー)を重ねて染めてあります。

これにより、満月も落ち着きが出ているかと思います。

「令和の帯」金彩

令和の帯「金彩・本金泥」

繊細な金彩で表現してあります。

金粉でくくった部分は落ち着いて輝き、金箔でくくった花はキラッと輝きます。

さらに梅の枝は本金を使った金泥により、ニュアンスをつけてあります。

「令和の帯」刺繍

令和の帯「上質な刺繍」

この刺繍があるかないかで、まったく雰囲気は異なります。

金駒(きんこま)という技法を中心にほどこしています。

梅の花のまわりは、「4掛けという少し太めの金糸」を、「朱色の糸」で縫い留めてあります。

中心部分から放射線状に伸びる部分は「1掛けという細い金糸」を使い、「黄色い糸」で縫い留めてあり、周囲の太い金糸と朱色の糸と同じ技法でありながら、仕上がりが大きくことなります。

さらには丸く小さく縫われているのは、「1掛けの金糸による相良縫い」です。

細かい使いわけですが、豪華なのに繊細に感じるのはこうした細部への職人仕事によるものです。

ご注文:「令和」染め名古屋帯

令和の帯の仕立て上がり

ぜひ2019年、31年ぶりの改元、それも祝賀ムードに溢れた改元を記念すべき帯。

ぜひ皆様にもお締めいただけましたら幸いです。お問い合わせボタンからご注文ください。

・ご着用時期:新春(お正月)〜2月下旬

・納期:2〜3ヶ月です。

・地色:勿忘草色(地色は写真より現物優先となります)

・撥水ガード加工も承れます。

・お支払いはご注文時、お振込により10万円のご入金。納品後に残額のお支払いとなります。

 

¥250,000.-(仕立て上がり・税込)

 

 


 

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この記事を書いた人
原 巨樹 (はら なおき)
原 巨樹 (はら なおき)

京ごふく二十八代表。2014年、職人の後継者を作るべく京都で悉皆呉服店として起業。最高の職人たちとオーダーメイドの着物を作っている。

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